頭上に蒼い月が輝く時、不思議な世界へと誘われる。これは不思議な物語……
- ★★★ Excellent!!!
部活を終え、帰路につく主人公。時刻は夜の8時をまわったあたり……。
いつもとは違い、ひとりで、その道を歩いていた。灯も人通りも少ないその道を、怖がりながら。そして、月夜を見上げることにワクワクしながら……。
しかし、この夜は、天気が悪いわけではないのに、月が雲に隠れて、頭上には見つからない。
諦めようとした瞬間、目が眩むほどの光量を浴び、再び見上げると……、そこには、蒼い月が存在していた。そして、日付が変わり、8月32日?
これを機に、主人公は不思議な体験をしていく。
いつもの帰り道でなかったり、中学時代の同級生に出逢ったり、その同級生も意味不明な言い方をしたり、蒼い薔薇の花までも……。
これは、夢幻で幻想的な世界観の中で、不思議な出来事に巻き込まれる、不思議な物語だったりする。
好みは分かれると思うが、こういう静かに流れる時間、わたしは好きだ……。