美しさの先にあるもの

終始「僕」目線で語られる物語は、当然ながら「僕」が見たもののみで構成されます。
「僕」がみた彩花ちゃんは、白いワンピースを着てキラキラ手の届かないところで輝いていた……輝いていたのだけれど……。
「僕」視点で美しさの先を知ってください。

青い朝顔に、白いワンピース。
清々しいまでに鮮やかな風景に見え隠れする残酷な闇。
その対比がさらに美しさを引き立てていました。

文章も読みやすく、ストーリーに引き込まれました。まさに現代ドラマ、文学といったジャンルが似合う作品。
おすすめです!

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