概要
南海の孤島で見たものは、蒼海の美少女か、それとも……
フリーライター青木タクマは、失踪した男の捜査と、男が残した写真に写る怪物の正体を突き止めるため、南海のコマヨイ島へ赴く。島で出会った少女ヒナがタクマの手助けをしてくれるが、彼女もまた怪しげな雰囲気を漂わせている。果たして怪物は実在するのか、ヒナと島の秘密とは?
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!南海に踊る未確認生物を追え! 懐かしいロマンに溢れた怪獣小説。
フリーライター・タクマのもとに舞い込んだオカルト誌からの仕事。それは、南海の離島で目撃された謎の生物の調査だった。
しかし、その依頼には裏があった。以前怪物を写真に収めた同業者・井上が島から戻っていないというのだ。
怪物伝説の真贋を確かめるため、そして行方不明の井上を捜索するため、タクマは島に赴く……というシナリオの怪獣小説。
南海の島というロケーション、島で出会った少女、そしてUMA……。
90年代くらいまでのエンタメに触れてきた人間にはたまらない要素の数々。
男の子の心をくすぐる展開をふんだんに盛り込んだ、おそらくはカクヨムでもトップレベルの短編SFです。必読。