桜、桜、読者にまで美しいまぼろしを見せる花

美しい。
何気ない日常、雨の中中華料理屋にお惣菜を買いに行って帰り道に桜を見掛ける「だけ(あえてこう書かせていただきます)」の話なんですけど、なんという奥行き……! 作品の世界がここに広がっている!
文章が本当に洗練されていて、すべてがドラマとして頭に浮かんできます。何もかもが綺麗に想像できます。
桜の幻影に魅せられるシーンまで現実のそこにある光景を書き写しているようで、文章ですが写実的という表現をさせてください。
感動しました。素敵な作品をありがとうございます。

ところで、上から目線かな?と思うのでちょっと書こうかどうか悩んだんですけど、やっぱり書いておきます。
高校生でこの文章力、この語彙力……大物になる香りがする……!
ぜひ純文学系の道を極めてほしいです。