あえて言おう、人格者であると!!

繊細な問題にも言及し、その考え方には賛否があると思う。

しかし、その考えというのは、自身で見出だし、現在進行形で突き詰めているものである。他の誰の意見でもない。そして、筆者もこれは【持論】であると強調している。そして読めば分かるが、彼は絶対に自分を【正義】に位置付けないはずだ。この随筆は、なにかが炎上したときのコメント欄に多発するような文章の対極に存在している。

読み終えた後、もちろん全てに賛同したわけではないが、『世界と相対しながら自身の思想、ルール、道徳観を作り上げていく姿勢』が実に素晴らしいと感じた。

私が特に感銘を受けたのは、【吐瀉と随筆】の項。これは、多くの創作者には刺さるのではないかと思う名文です。

この筆者の念は強い。
制約と誓約、という言葉が頭に浮かぶ。

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