とてもリアルなファンタジー

常人には見えないものが見えてしまう主人公五木麻里とクラスメイトの朝霧晴。ひょんなことから交流するようになった二人は秘密を共有し、次第に打ち解けていくが――?

丁寧な筆致と繊細な心理描写。なにより登場人物ひとりひとりがいきいきと『生きて』いて、彼らが背負う、おおきすぎる秘密と苦悩がリアルに胸にせまります。もっともっと、いろんな方に読んでいただきたいと思う、素敵な物語でした。

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