手が届かないものに手を伸ばす

タイトルに惹かれて読みはじめて、そこから一気読みしました。

登場人物たちが、みな自ら積み重ねてきた地層の上で息をしてもがいている様子が、ありありと浮かぶような作品。

手に入らないものに手を伸ばしてしまって手が届かなかったことに安心して安住してでもそこから離れられない、そんなダブル主人公が愛しい。

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