魔女と爺の行き着く先を見届けてみませんか。

魔女と爺のやりとりがたまらない。独特的な喋り方とテンポ。憎まれ口を叩くけど、そのどこかに、2人だけにしかわからない絆というのか、信頼というのか、そんな“関係性”が見えた。
友人でも恋人でもなく、2人だけにしかわからない、2人だけの付き合い方。
それが物語を支えている気がした。
2人の関係性はとても温かかった。

それから、あのラストは想像がつかなかった。何回も何回も裏切られ、最後に着地したのは全く別方向だった。でも、あれで良かったんだなと思うのだから憎い。
今まで丁寧に2人の関係を描いて来たからこそ、そう思えるんだと思う。


本当に素晴らしい作品だった。