最初は何気なく読み始めたなーって感じだったのが、たまたま通信制限にあっても小説は読めたので主人公に共感はできないけどおもろいしと思って文句言いつつも楽しみながら読み進めてたけど、主人公にはそこでなんでそんな選択をするんだ?って何回も思ったりもしながら仕事の休憩時間に毎日読み進めて今日ついに読み終わりました。中盤あたりからこんな感じで進むんだー的に、気持ちは理解できなかったけど最後の方にはこういう感じで締めてくんだって文才も構成もすげーなって思ったしバカにしてたわけじゃないけどこんな主人公で…とは思ってたし最後は物語を読み切って感動しました!2週間くらい読み続けてたし終わってしまって心にポッカリ穴が空いた気分です、こんな自分を見失うようでは深淵に飲まれちゃいますねぇ、すんげぇおもろかっですお疲れ様です。
むちゃくちゃ読み応えあって(中断するのがもったいなくて)一気に拝読しました!!!全体の構成もとてもよく練られていて、終盤にかけての盛り上がり方、伏線の回収、見事な完結への筆力、圧倒されました。まるで映画を観ているような気さえする読後の満足感がありました。主人公が不憫で、特にラスト数話、もう悲しくて。。。でもこれしかなかったのかも、と思ってしまうのがまた悲しいのですが。。。
大人はもちろんですが、ぜひぜひ全国の、いや世界中の小中高校生に読んでもらいたいです!!!いっそ図書館指定図書にしてもらいたいです。言葉を換えて作中に繰り返し出てきますが、「傍観者」がいかに罪深いことか、それによる悲劇とは、この作品の中だけと考えず、現実の自分の周りについて置き換えてよくよく噛みしめてもらいたいものだとつくづく感じました。