すごい作品だけど確実に人を選ぶ

いわゆる異世界転移系モノです。
まずこの作品は読み手がかなり選ぶ作品といえるとおもいます。
ダークファンタジーが好きな人にはおすすめですが、いじめ、血肉溢れる展開、凄惨な復讐劇、これらが含まれるので苦手な人はまず避けるべきでしょう。
ダークファンタジーとしては良く出来てる作品で、復讐への代償、蝕まれていく心身、狂っていく世界、重い内容が読んでいる側としても非常にクルものがありました。
中盤からはバットエンド一直線という予想しかできなくなり、「え、これほんとどう完結させるの？」という感想しかでてきませんでした。最終的には上手くまとめられていますが、読み手に任せた表現になっているので、そこらへんも人を選ぶ点になるとおもいます。
ダークで重い作品を読みたい人は是非読んでみましょう。