それは、わずかに傾いた地軸のように?

 主人公の女性と、天文学者の彼氏の恋愛譚。
 主人公は友達思いの友人たちと、天文学者の彼と、幸せな時間を過ごしていた。彼とはそんなに頻繁には会えないけれど、愛されていた。
 しかし、彼は忙しく、主人公の料理すら食べるのを忘れ、朝には主人公が目覚める前に家を出て行ってしまう。そんな朝は寂しさから「彼は幽霊みたいだ」と思ってしまう。
 そんな中、友人たちが男友達を主人公に紹介してくる。「彼がいると知っていながら、何故?」と、主人公は混乱する。しかし、紹介された彼にわずかに惹かれている自分もいるのだった。
 沢山話した難しい天文学の話し。恒星や星の動きについて。まるで恒星のような彼は、君が恒星なのだと言った。

 そして、主人公を待ち受ける真実とは――?
 そして、真実を知った主人公は――?

 短編を得意とする作者様が贈る感動作!

 是非、是非、御一読ください!