愛と死にとりつかれて

高本マサレ

第1話 この世界について

先にこの世界について説明をしようか。

この世界には、まず人間と魔族と、神が存在する。

魔属は人間を襲うが、人間は神を頼り、神は魔属を退治する、それが元々の世界の構造だった。

しかし、その歯車はいつしか錆び付いて、回らなくなってしまった。

その原因となるのが、神の死だ。

神と魔属の存続をかけた戦争が起こった。

しかし、優勢であった神達は謎の敗北を遂げたのだった。

しかし、その戦争によって魔属も衰退していった。そんな中、人間らは相当焦っただろう。

これまで守ってくれた神達はもういない、魔属もいつ復活を遂げるかわからない、危機が迫った中人間達はある力に目覚めた。

「魔法」である。

魔法は、度々現れる魔属を倒せるほどの力を秘めており、人それぞれ力の差はあるが誰でも使える力であった。

魔法は、属性で分けることができ、又、属性は一人一つしか持つことが出来ない。

不自由と思うこともあるが、その一つの属性を高めていき、魔属や悪党を倒すのに使ったり、生活の中で使ったりなど、利便性と可能性は無限大だ。

しかし、魔属も負けず、復活を果たすと次から次へと勢力を伸ばしていった。

神の存在がない今こそが魔属の優勢であるのだ。

人間の弱々しい魔法は、鋼鉄の皮膚には効かず、人間は絶望の道を進んでいた。

だが、人間も負けずと、多くの時間と犠牲を払い、魔法や武術を極めて、魔属に対抗する力を着けた。

そして、人間と魔属は、未だ生存を掛けて戦っている。


そして、今に至る。








  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る