茨城。未来からその地に降り立ったヒーローの名は、時空戦士イバライガー!
- ★★★ Excellent!!!
趣味なし、職なし、恋人なし、車なし、元気なし。
絶賛失業中の「僕」は姪っ子と甥っ子に連れられ、
とあるご当地ヒーローショーの会場にやって来た。
茨城県民ならば必ず目にしたことのある彼の名は、
「時空戦士イバライガー」
地球の人々と環境を守る、未来のヒューマノイド。
正義のヒーローへの憧れなんて忘れていたはずだ。
とっくに「僕」は、冷めた大人になっていたのに。
なぜだろう、イバライガーに惹き付けられたのだ。
居ても立ってもいられず彼らの基地を訪れた日から、
イバライガーの背中を追う「僕」の物語は動き出す。
等身大の「僕」の目を通して彼らの魅力が語られる。
イバライガーの活動を支えるのは県や市ではない。
「茨城元気計画」という、有志個人による団体だ。
ボトムアップの地域振興だが、ファン層は幅広い。
イバライガーという存在、前から気になっていた。
この機にサイトや動画、ニュース記事を拝見した。
日頃からこんなヒーローが身近にいるの羨ましい!
イバライガーとその仲間たちへの愛に溢れた本作、
最後まで楽しみに読ませていただこうと思います。
そしていつか必ず本物のイバライガーを観に行く!