今こそ読むべき物語

これは2018年に書かれた作品である。

若者たちから見たリアルな日韓関係のお話です。
実は私は日韓のことはSNSで知る知識のみ、特に歴史に詳しいわけではないし、なんとなく韓国の反日教育のせいで嫌われているな。そして嫌韓も存在する。その程度で韓国に対してこれ以上考えたくなくて思考停止状態でした。だからこの手のお話は正直苦手なのですが、思いがけず読むことになり、千石杏香さんの、視点、文章力、構成力に引き込まれ、仕事の合間ですがゆっくり最後まで読み進めることができました☆最後にわかる題名「すしプロ」なるほどね!

この物語は、デリケートな部分をどちらにも偏ることなくリアルに、時にはユーモアに淡々と物語は進んでいきます。

女子高生の司
韓国女性
嫌韓の日本人の誠
アニオタの韓国人
左翼組織

途中から、一体私たちは誰に怒り、闘っているのか、とわからなくなり。最後は、感動しました☆
何も変わらないかもしれないが、変わるかもしれない。そんな蛍のような温かい光が灯るといいなと思える作品です☆









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