概要
武器を捨てた。全世界生中継で。
「やってられっかぁ!」
母国が鉄砲玉にされかけ、怒り狂って国じゅうの武器を捨てた、全世界生中継から数年。
国民やってる私たちは今……
全世界を飛び回って、災害と戦っている。
企画作品です。
「日本国憲法第9条」が役立ってる世界。
母国が鉄砲玉にされかけ、怒り狂って国じゅうの武器を捨てた、全世界生中継から数年。
国民やってる私たちは今……
全世界を飛び回って、災害と戦っている。
企画作品です。
「日本国憲法第9条」が役立ってる世界。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!国を一つ潰して得られたモノとは……?
題名はダジャレ的だったが、内容はあらゆる意味で衝撃的。
本作は「憲法9条が役に立っている小説」という縛りがある企画の作品である。しかし、内容はとても読みやすくなっているので、安心してお読みください。
主人公は日本を母国とする医師で、災害現場に派遣されている。日本は本当に武器や兵力を捨てた。しかも派手に。そして日本の迷彩服はピンク色になった。ここだけでも、衝撃的だ。さらに、国一つが日本に関わることで、消されたことが示唆され……。果たしてその理由はなんだったのか?
何かを得るために、何かを犠牲にするということは聞いたことがある。
しかし、人間は何かを手放すときにも、別の何かを犠牲にして…続きを読む - ★ Good!一度、人を生き返らせてみたかった
日本国憲法第9条は、物語を紡ぐ創作者にとっては、誰もが最も避けるべきと考えている『忌み手』のテーマです。
なぜなら日本国憲法第9条は、全ての「戦争行為」という表現手段を禁じ手にするからです。
そして『争い』というものがはぶかれた物語とは、人の心には強く響かないものなのです。
それが日本国憲法第9条という法律が持つ文章の強力無比な力であり、また限界でもあるのです。
この作品は、その誰もが「禁じ手」で心に迫らないとする限界に挑んだ、勇猛で果敢な作品です。
さらには、私が自主企画で求めていた主旨をしっかりと理解され、作者さまらしさで表現してくださっている作品でもあります。
レビューの見…続きを読む