題名はダジャレ的だったが、内容はあらゆる意味で衝撃的。
本作は「憲法9条が役に立っている小説」という縛りがある企画の作品である。しかし、内容はとても読みやすくなっているので、安心してお読みください。
主人公は日本を母国とする医師で、災害現場に派遣されている。日本は本当に武器や兵力を捨てた。しかも派手に。そして日本の迷彩服はピンク色になった。ここだけでも、衝撃的だ。さらに、国一つが日本に関わることで、消されたことが示唆され……。果たしてその理由はなんだったのか?
何かを得るために、何かを犠牲にするということは聞いたことがある。
しかし、人間は何かを手放すときにも、別の何かを犠牲にしているのではないか? そんな事を考えさせられる、短くても深い作品。
是非、ご一読ください。