ラスト一行はまだ分かる。でも、ラストから二行目が怖過ぎる。だって、そこまでする?
自主企画イベントにて読破希望とのことでやって来たのですが、……いやあ、レビュー見ないで読みに行けばよかったなあと後悔。なのでここでは多くを語らないでおきます(__)背筋がぞくりとするこの一編が、読者に届くといいなあ。※こちらのレビューをもって、近況ノートの返信に代えさせていただきます!
美しい文章で綴られる短編恋愛小説です。雨音が聞こえてくるよう薔薇が香ってくるよう屋敷からの庭の景色が目に見えるようです。この作品の香りと美しさにゾッとしてみてください。この文字数でこの世界観は素晴らしいです。
身分違いの純愛という、昔からのあるテーマを描いていることや、語り口の丁寧な美しさにも飲まれて、途中まではただの恋愛ものとして読んでいました。ラスト数行で、状況は一気に変わります。足元が崩れ落ちて、騙された! と気付く瞬間ですが、それが嬉しくも感じるのが不思議です。そして、もう一度最初から読みたくなると思います。
もっと見る