切に願う幸せへの気持ち

陽だまりで何もせずのんびりしている時のような、心の中から暖かくなれるお話です。未来視でもなく、かといって方々に散りばめられた現実的な描写は夢とも思えず、人生の幸せな部分周辺にきりとり線が付いていて、そこを切り始めた瞬間のような、正にそんな想いに駆られました。又、読む前は成長願望だと思っていたタイトルの意味が読後は切に願う幸せへの気持ちなのだと感じられ、とても良い読後感を味わえました。

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