なぜ唐突によう君の話をしたのか不思議だったし、なにより妻がヒステリックな理由もわからなかった。だが、ラストでその疑問が解けたとき、思わずため息をついてしまった。
※相当しょーもない事情で改名しています。 来年か再来年には戻ります。 いずれ、投稿作品を非公開にします。 レビューをされたからといって、 コメント・レビュ…
天狗と、そして子どもに纏わるこのお話の中核は、主人公が幼い時です。友達のよう君が行方不明になり、一年後に見つかった。でも、よう君の様子がどうにも変だった。「まさか……」と、徐々に想起させるよ…続きを読む
山がちなこの国の原風景。そこに根差した恐怖を、市街地で暮らす標準的な現代日本人に語らせる。その設定が見事です。地面をアスファルトで舗装し、ビルやマンションに囲まれたところで、「彼ら」の恐怖から逃…続きを読む
一方的な簒奪こそが戦争の原因であるなら、人間から人間の体を簒奪する天狗の行為は戦争の引き金そのものだ。私たちは、天狗と交流できない。交流するための言葉を持たない。一方的な簒奪が天狗の日常であるの…続きを読む
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