二人の想いはどこへ? 流麗な筆致と、繊細な心のやりとりに魅せられます。
- ★★★ Excellent!!!
夜の庭園へ散歩に出た大学院生のリヴェルが出逢ったのは、夜の闇の中へ降り立つ黒き魔女・ステラ。
翌日、学園内でステラを見かけたリヴェルの運命が、動き出す――。
それぞれに暗く重い過去を心に抱えつつ、それでも光ある場所を目指す主人公達がとても魅力的です。
リヴェルとステラ、他にもリヴェルの友人、エルスター達とのやりとりが丁寧に描かれており、思わず感情移入してしまいます。個人的には、古風な話し方のエルスターが好きです(*´▽`*)
複雑な生い立ちから自分の心を縛ろうとするリヴェルと、天然に見事な技を繰り出すステラのやりとりは、読んでいてによによが抑えられません!(≧▽≦)
登場人物の魅力を支えているのは、作者様の流麗な文章です。
特にプロローグの美しさは圧巻の一言!
物語は中盤辺り。リヴェルとステラ、そしてエルスター達の未来に光が満ちることを祈りつつ、これからも楽しみに読んでいきます!