皆さま、怖いお話はお好きですか。なかには嫌いという人もいると思いますが、布団に身を隠しながら実は稲川淳二の話を興味津々で聞いてるという人も多いはずです。
無月さんの作品は読みやすくて子供から大人まで触れられる文章ですが、今回の作品は怖さ満点。背筋にひやりとした感触が何度も走りました。
15話のなかにはバラエティ豊かなホラーがたくさんありまして、不思議系のホラーからがっつり系のホラーまで彩り満載で揃えられています。
夏休み終わったぞという学生さんも多いと思いますが、まだまだ暑いですからね。こちらの作品を読んで冷えっとしてみませんか?
真夏におすすめのホラーです。
私自身はあまりホラーが得意ではないのですが、こちらの作品はよくまとまっていて読みやすく、最後まですんなりと読めました。
「ホラー」=「怖い」という印象がありますが、怖い話ばかりではなく、救いとなるような話があったり、怪異より人間のほうが怖いよね……といった教訓のような話があったりと、いろんな切り口から物語が描かれているように感じます。
どれも短いので、『五分で読書』シリーズみたいに、学校の隙間時間に楽しんでいただけるような作品ではないかと思います。
ちょうど夏のこの時期にぴったりの作品と言えるかもしれません。
一度お手に取ってみてはいかがでしょうか。
基本は1話完結の短編ホラー作品です。ときどき前後編などでまとめられたいる作品もありますが、数話に及ぶとさらに怖い。
どの作品も読み応えがあって、さすが無月弟さまです。最近、ますます乗ってらっしゃいます。
毎日、異様な暑さが続く日々。
エアコンだけでは暑いって思っている方。
ちょっとだけ、怖い話を読んでみたい。
夏のすきま時間にこれほど向いた作品はないなんて、思いながら読んでおりました。
内容は、さまざまです。
定番の病院オカルトから、戦争での悲惨な物語。あるいは、小学校での男ともだちとの、ちょっと不思議な物語など。
ぜひ、お読みください。
とっても楽しめます!!
ホラー、怖がりで苦手な私が、つい読み込んでしまいました。
気になるタイトルからどこでも読める(ただし前後編のお話もあるので注意)ホラー短編集です。
やはりこうも暑いとですね、ちょっとヒヤッとした気持ちを味わいたいことってあるんですよ。ありません?なんかゾクッとしたい時というか。そういう時に最適なお話です。
1話1話がしっかり怖い。
幽霊や怪異、それから神様絡みの怖い話もあれば、結局怖いのって人間なんだよね、のパターンも。こういう話、延々と読み続けたい。それこそ百話集めて百物語に――なんて考えたりもしましたけど、そうそう、百物語に関しても怖い話があってですね……
でもほんと、終わっちゃうのが凄く残念です。
不定期でも良いからこのまま続いてほしい!
怪談の短編集です。
でも、そこは児童書作家様無月蒼先生の作品なので、そこまでエグい描写のある怪談ではありません。
このレビューを書いているのは子供たちの夏休み期間中の8月です。
この作品、夏休みにお子様と楽しむのにいいんじゃないかなぁ? って凄く思うんです。
ドキドキハラハラして、ちょっと怖いけど、先が気になって読んじゃう。
お子様だって怪談好きですよね? でも、怖すぎるものやエグい描写のある作品はちょっと……ってなるじゃないですか。
もうね、さすが無月蒼先生って思いますよ。要所要所にその思いやりが見え隠れしているんですから。
お子様が読んでも何も問題はありません! むしろ、子供向けに書籍化したらめっちゃお子様たちが喜びそうです!
夏休みの思い出作りに、いかがですか?