不器用に、確実に、変化していく心の機微が美しい

すべてのものに魔力が宿る世界。そして、触れると相手の持つ魔力が知れてしまう世界。
そんな中で、ただ一人、魔力を持たないのが主人公のイルメルサです。
魔力がないことに負い目を感じ、同時に貴族として義務を負うものとして、誇り高くあろうとするイルメルサは、ある事件をきっかけに魔術師と出会います。

端から見ていると、どちらも人付き合いのしかたがとても不器用で、ですが、不器用ながら、少しずつ、確実に、心を開いていく様子が、とても丁寧に美しく描かれています。

個人的に、今ものすごく更新を心待ちにしている作品の一つです。更新のお知らせが入ると嬉しくなります。

これからまだまだいろんな展開が待っていそうでどきどきしますが、ジーンに癒され和みつつ、更新をお待ちしております!

***

完結おめでとうございます!
よかった!本当によかった!な気持ちで今いっぱいです。

嫁ぎ先に辿り着いたあとのイルメルサに待ち受けている困難は凄まじく、読んでいる間中、「ハッピーエンド」タグがついていたことを、何回も確認にいったくらい、終始ハラハラしておりました。
大丈夫でしたよ皆さん!ちゃんとタグの通りですよ!!!!(声を大にして)

その合間合間に光るイルメルサとラスティの関係性が、本当に光のようで、淡雪のように美しく、希望でした。
そして、最終回に辿り着いたいま、もう本当によかった以外の言葉が出ません…!
素敵でした!!
本当にありがとうございました。
本当に本当に大好きなお話だったので、最後に立ち会えたこと幸せです!