文芸部の白雪姫に目覚めのキスは必要ない

廃部寸前の文芸部。
なんとか存続させようとする茜の前に現れたのは、天使のような外見をした雪虎くんで……。

これは左斜めから不意打ちされた感じの完全イケメンでした！

あぁぁ、小説を読んでもらえる茜が羨ましい。
雪ちゃんからの厳しい批評、わたしも欲しいです。

ひとつだけでも良い部分を挙げてもらえたら、一気に天国へ行けそうです。

雪虎くんの白雪姫、見たかったです！

部員が１人しかいなくて廃部寸前の文芸部。
悲しみにくれるヒロインの前に現れた、入部希望の美少女、否、美少年。
かくして、天使と見紛う彼を愛でるヒロインの幸せな日々が始まる……。

最後の一文のために、残りの全てがある。その構成がお見事。
最後まで読んだら、またそのキャラクターを頭において１から読み直したくなる。
そんなとろけるような、甘酸っぱくも感じるような微炭酸な短編です。

あと、美少年、雪ちゃんの描写が丁寧で色香があって素晴らしい。
ヒロインの視点からここまで詳細に書かれていることが、逆に彼女の彼への入れ込みようを表わしていて、読んでてニマニマできます。


さあて、カーペットをゴロゴ…続きを読む

こういう子が男を出したら最強なんですよ！！
私が言いたいのはここ！！笑

え？なんのことやら分からないって？
もう是非読んでください！
私の言いたいことが分かるから！！

一年生男子って、まだ幼さが残っているじゃないですか。
同学年だって女の子の方が精神年齢が高いから、後輩の雪ちゃんが女の子以上に可愛い容姿だということを除いたとしても幼く見えるかも。

でもこのくらいの年頃って、徐々に体も中身も男っぽくなっていくじゃないですか！

一緒に想像しましょう。
ニヤニヤ止まりませんよ？

天使と見紛うように可愛らしい少年・雪ちゃん。
自主企画「イケメン鑑賞会」の主催者様の作品ですが、途中まで「可愛いけどイケメンか？」と半信半疑で読んでいましたが。
……イケメンでした。
やられました。
ずるいです！
もう雪ちゃんが可愛い子には見えません！

それでもいい（断言）。

可愛いのにドSな感じでバッサバッサと切る姿は爽快ですね。

何気に欲望に素直な茜先輩にも笑いました。

最初は雪ちゃんのことを女のこと間違えてしまった先輩の茜。
見た目の割に茜の書いたものに結構辛口評価を下す文芸部後輩の雪ちゃん。

この二人の関係は物語が進むにつれて少し変化？！します。

キャー！こんな年下の男の子、年甲斐もなく萌えます！

楽しい作品をありがとうございました。

文芸部の救世主、新入部員の雪ちゃんはとっても可憐な男の子。
今日も今日とて雪ちゃんの辛口批評をもらいつつ小説を書き続ける茜ですが、彼の毒舌もなんのその。小説を読んでいる時の雪ちゃんを鑑賞することこそ至高なのだから。

入部してきた時には雪ちゃんを女の子と間違えた茜ですが、自分に舞い込んで来た白雪姫の脚本の依頼に頭を悩ませてしまいます。
そんな茜を知ってか知らずか、ある日突然冷たくなった雪ちゃん。
急にどうしちゃったんだろう……！？

この年頃の男の子って、ぐんぐん背が伸びたり骨ばってきたり、日に日に成長していきますよね。
距離が近すぎて雪ちゃんの成長に気づかなかった茜とともに、物語のラストを…続きを読む

あらすじにある通り、主人公茜と、文芸部の後輩雪ちゃんのお話です。
この雪ちゃんというのが、茜の暴走気味な愛も手伝って、容姿、正確、その両方に置いて実に魅力的に描かれています。愛らしい外見と違ってキツイ言動もありますが、それもまた良いです。可愛くて仕方のない後輩という紹介に偽りはありません。

ですがこの後輩君、可愛いだけでは終わりません。
大部分が彼の可愛さを伝える事に力を注いでいるような本作ですが、最後まで読んだ時、それまでとのギャップに心を動かされました。