本棚の奥に潜む生々しい迷宮

熊本くんの血や肉や息遣いを濃厚に感じるこの作品を、面白いと言ってしまうのは抵抗を感じてしまうわけです。
でも面白い。とても面白い。
自分では知りようのない世界を夢中で覗き見るような、感覚はゲスな野次馬そのもので、そう知りつつも目を離せない離させない力がそこにはあったのです。

本棚の奥に潜む生々しい迷宮で、あなたも惑いませんか。

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