ひとりぽっちの少女は、魔女を仲間にした。

誰もが経験した、経験していなかったらちょっとラッキーかもしれない、「戦いたくない相手との戦い」。

ユキノはたった一人で、自分とも、母親とも、学校とも戦っていた。
みんなユキノの味方のつもりでいる。
でも、それはそれぞれが抱いている勝手なユキノ像の味方であって、本当のユキノの味方はしてくれない。皆が「ユキノ像」を守れば守るほど、ユキノはそのダメージを負って倒れてしまった。

でも、ユキノを本当の自分を見てくれる仲間を見つけだし、ささやかな反撃に出る。
ユキノ自身の成長だけでなく、本当のユキノが見えない母親達の成長も見守って欲しい成長物語。

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