感情でできた女の子の話

読み終わった時、もう一度頭に戻って読み直したくなります。


この小説、情景描写というのがすくなくて、基本的に主人公の感情の吐露でできた作品です。
いろいろな感情、気持ち、それが揺れ動きながら一つの物語を作り上げる。
共感を超えた何かに、ぐっと読者の心が揺さぶられる。悔しいんだけれども、揺さぶられてしまうんです。


ああ、切ない。でも、自分とどこかしら共感できる部分がある。
この感情を知ってる、しかも、それを幾つも自分の中に見つけられて、ドキドキしてしまう。

もう一度、読み直そう。
そんな作品です。

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