概要
あなたの側にいる人は、本当にその人本人ですか?
生きている人間のほうが、定着しやすい。
死んだ人間の顔は、すぐぼろぼろになる。
生き生きとした死体は……でもまあ死体だから、そう長くは持たない。
おや、“俺”も、もう剥がれてしまうな。
次の顔をさがさなくては。
【短編】
小説家になろうにも投稿しています。
死んだ人間の顔は、すぐぼろぼろになる。
生き生きとした死体は……でもまあ死体だから、そう長くは持たない。
おや、“俺”も、もう剥がれてしまうな。
次の顔をさがさなくては。
【短編】
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!ループ感がココロニクイです。
タイトルから連想される様なエグい描写はありません。
その手の話が苦手な自分でも平気でした。
それよりも、主人公とお話の造りが、大変、凝っています。
主人公があれをつけると実体を持ち、あれを変えるとそれまでの記憶を失い、同時に他人の記憶を引き継ぎ、しかも、本人がそれに気づかない。そして、あれが剥がれかけた時に本来の自分がほんの少し顔をのぞかせ、紹介文に戻ってくる。
このループ感に加え、主人公が自覚のないまま、他人の姿と記憶を引き継ぎ、しかも、その記憶を元に生きていく。主人公があれの持ち主になり代わった様に見えるし、あれの持ち主とは違うはず。でも、あれの持ち主の記憶だけは続いていく。
あれ、これ…続きを読む