22
無事、教室に着いた君は、自分の席に座る。
(ラブレター……一体、誰がくれたんだろう?)
そんなことを思っていると、誰かと目が合う。
前の座席に位置している少女が振り返り、ふわふわ髪をなびかせながら君のことを見ている。
「サィトウ……」
君が授業中、背後から透けているブラ紐を観察し続けたランキング一位のクラスメイト、ハサーシャである。
「お、おはよう、ハサーシャ」
「……おはよ」
返事をぽつり呟く彼女の態度はどこかそっけないが、これは仕方ない。
なにしろ君の家と、彼女の家とは、実はとある理由でライバル関係として争う間柄にあるのである。
それは……。
【親の仕事】
→10(https://kakuyomu.jp/works/1177354054885069702/episodes/1177354054885069812)
【日照権】
→24(https://kakuyomu.jp/works/1177354054885069702/episodes/1177354054885070548)
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