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「すまないが、今日の部活は休みだ」
「えっ? 先輩? ちょ、ちょっと! クレイジーアイロンがけ選手権までもう日が無いんですよぉ~~?」
アイロンをぶんぶん振り回しているカリオテを残し、君は屋上へと急ぐ。
(一体、誰が俺にラブレターをくれたんだろう……?)
ドッキドキの君の足取りはウッキウキと軽く、よもやこれから三十分後、屋上に現れる相手がマダム(『命綱』亭の女主人)であることも、君の貞操が危機を迎えることも、追い詰められた君が屋上の縁から身を投げることも、とても想像がつかない。おうふ。はじめからわかってたけどとんだクソゲーだよこれ。なんなの。なにがやりたかったの。よォし! 俺たちのこの怒りはカクヨム運営にぶつけよう!
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