『赤』が誘い、導く場所へ

夫の裏切りにあった「私」が夜の町で出会った『赤い口紅』が似合う女性。

その女性に誘われ、ふたりは会話をかわすのだけれど……。

そんな場面から始まる短編です。
起承転結、そしてラストまで上手くまとめられ、読後感も良い作品です。

しかし。
赤い口紅の似合う女性って、あこがれますねぇ。

化粧に限らず、「自分の見せ方」が上手な人って、自分の「欠点」も「美点」もよく知っている人なんですよね。
「無いものは無い」わけですから。
「自分にある物を有効活用」して、誰もがこの世界を闊歩して欲しい。

そんなことを思った作品でした。

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