ぜひ童話として書籍化したい!!!!
- ★★★ Excellent!!!
舞台設定は昭和中期。
目の悪いおじさんのところに、子狸が「眼鏡を貸してください」とっやってくるところからはじまります。
おじさんは子狸に眼鏡を貸してやり……、と昔話風にストーリーは進みますが、ここには「悪いおじいさん」も「意地悪なおばあさん」も出てきません。
優しいおじさん、懐の広い駅員さん、おだやかなおばさん。そして立派なおじいちゃん狸。
約束を守る狸たち。
もう読みながらなぜだか涙がじんわりと。
悲しい描写もつらい展開もないのに、人と狸のやさしさに涙が出てきます。
全部で9000文字。
大人の人に読んでほしい。そんなお話です