ぜひ童話として書籍化したい!!!!

舞台設定は昭和中期。
目の悪いおじさんのところに、子狸が「眼鏡を貸してください」とっやってくるところからはじまります。

おじさんは子狸に眼鏡を貸してやり……、と昔話風にストーリーは進みますが、ここには「悪いおじいさん」も「意地悪なおばあさん」も出てきません。

優しいおじさん、懐の広い駅員さん、おだやかなおばさん。そして立派なおじいちゃん狸。
約束を守る狸たち。

もう読みながらなぜだか涙がじんわりと。
悲しい描写もつらい展開もないのに、人と狸のやさしさに涙が出てきます。

全部で9000文字。
大人の人に読んでほしい。そんなお話です