黙れ、その娘は俺の嫁だ
- ★★★ Excellent!!!
親を亡くし、奉公人として売られた蝶子は、干ばつから村を救うために白蛇の嫁として生贄にされてしまいます。
ですが花嫁行列の最中に鼬の妖怪が現れ、絶体絶命のピンチ。幼馴染の啓太は「逃げよう!」と言ってくれますが……。
そこに登場したのは、白蛇の神である雪でした。
蝶子は気絶し、気が付くと彼の屋敷で、童子たちとともに暮らすことになります。
自分としては生贄だし、と身を小さくして暮らす蝶子なのですが、なにやら扱いが……違う?
その疑問が解けるにつれ、頑なだった蝶子のこころも雪は溶かしていきます。
最初からちゃんと伏線が張られていて、読み返すと「ああ、なるほど」と思うことも多々。
というか、カクヨムコン10の短編に応募されているのであれですが……。
長編で読みたい! めっちゃ読み応えあると思います!
異種婚姻譚のハッピーエンドものをお探しな方、ぜひこちらをどうぞ!