大胆な設定とストーリー展開に、気づけば一緒にタイムスリップしてしまう!
- ★★★ Excellent!!!
あらすじを読んだ人は、まず本作の設定の大胆さに驚くのではないでしょうか。
歴史上の超有名どころ、織田信長の妹であり浅井長政、柴田勝家の妻となったお市の方。
戦国一の美女と謳われるそのお市の方が、平成の北海道にタイムスリップ。
そこで出会って恋に落ちるのが、十二世紀のバルカン半島からタイムスリップしてきたというヴァンパイアの貴公子、ジョエルなのですから。
生きていた場所も時代も、さらには吸血鬼と人間という立場も越えて魅かれ合う二人には、その後も過酷な運命が待ち受け、嵐に舞う木の葉のように二人は翻弄され続けます。
タイムスリップを繰り返し、お互いの立場を変えながらも二人の愛は変わりません。
大胆かつ怒涛のストーリー展開はラストまでその勢いを保ち、愛し合う二人がどこへ向かうのか目が離せなくなります。
衝撃の連続となりますので、呼吸を整えて読むことをおすすめします!