第8話 氷の美少女
雪村都古の学園に置いての立ち位置は、朝の一悶着によって決定づけられた。厄介で面倒な礼儀知らずの無法者。クラスメイトや担任教師のみならず、他のクラスや学年、教師連中にまでたった半日で都古の名前は悪名として広がった。
廊下を歩くだけであちこちから視線を感じ、まるで観察用の実験動物にでもなった気分だ。いや、興味本位ならまだいい。生徒達から向けられるのは、明らかな畏怖と嫌悪が入り混じった敵意。ひそひそと明らかに好意的では無い噂話の的にされるのは、とてもじゃないが良い気分とは言えないだろう。
おかげでアレ以降、絡まれる事はおろか話しかけられる事も無い。
帰国子女の転校生。さぞかし休み時間には質問攻めにされるのだろうと、事前にボロが出ないよう答えを用意しておいたのだが、この様子では全てが徒労に終わるのだろう。
昼休みのチャイムが鳴り、厳しいカリキュラムが組まれた近衛教導学園に、ひと時だが安らぎの時間が訪れ、生徒達は成長期で栄養を欲する身体の本能に従い、仲の良い友人達と集まったりしながら各々の昼食を楽しむ。持参した弁当を広げる者、購買に並ぶ者、学食に向かう者と様々だが、共通しているのは誰もが表情に笑顔を零しており、この時間を待ち望んでいた事が一目で理解出来た。
活気づく学園の中で、廊下を歩く都古の周囲だけは重苦しい空気が満ちている。
「……あいつだろ、噂の転校生」
「ホームルームで暴力沙汰を起こしたらしいわよ。いやだわ、怖い」
「特別編入枠だろ? だったら、さっさと退学にしちまえばいいのに」
面識も無い生徒達の口さがないひそひそ話を、都古は素知らぬ顔で聞き流し速足で廊下を抜けると、階段を上へ上へと昇っていく。辿り着いたのは屋上へ続く扉。立ち入り禁止になっているらしく施錠がされている。
「随分とアナログだな。ま、これくらいなら……」
拾った針金の先端に波を作り、他の人間に見咎められないよう、身体で死角を作りながら鍵穴に差し込み突っつくよう左右に回す。二、三回繰り返すと、カチッという音と共に鍵が外れ、扉を開くとその先にはフェンスで囲まれた殺風景な屋上の光景が広がった。
素早く外に出ると、都古は音を立てないよう静かに扉を閉める。
定期的に清掃がされているのか立ち入り禁止の割には綺麗で、ゴミどころか埃一つ落ちていない。何か特別な物があるわけでも無く、あるといえば室外機や給水塔、そして都古が現れた塔屋くらいのモノだろう。
当然、人影も全く皆無だ。
「やれやれ。ここなら、一息つけそうだな」
大きくため息を吐きながら、都古は塔屋の壁を背にして座り込む。
ほぼ初めての学校生活は、強化されたホムンクルスの肉体と、歴戦を潜り抜けた鋼の精神を持ってしても中々に疲れる。原因は居心地の悪さ。見た目は少年だが主観的には都古は六十オーバーの老人なわけで、十代の血気盛んな若者達に囲まれ授業を受けるという行為は、想像以上に座りが悪く落ち着かない。その所為で無駄に緊張してしまい、精神を削られ続けた結果、逃げるよう人気の無い場所を探して滑り込んだというわけだ。
他にも集団生活に向かない性格など理由はあるが、一番はやはり……これが好きなタイミングで吸えないのが、何よりもストレスだったのだろう。
都古は制服の前ボタンを外すと、内側に縫い付けてあった同色の布を剥がして、中から一本の細長い茶色の物体、葉巻を取り出す。
「授業の合間に一服というわけにもいかんからな。ハンナはこれを機に禁煙しろと言ってたが、こればかりはそう簡単に止められん」
わざわざ独り言で言い訳をしながら、隠し持っていたナイフで吸い口部をカットし、手順に沿ってガスライターで火を点けていく。先端の全体に火が通った事を確認してから、葉巻を咥えゆっくりと、普段の呼吸ペースよりじっくり吸い込みながら、葉巻が持つ独特の風味を楽しむ。
元々は禁煙をするつもりでいたが、人の視線は意外にストレスが溜まる。やはり無理はいけないと開き直りながら、都古はぷかぷかと煙を吹き出す。
香ばしくも柔らかい舌触りが、疲弊した身体と心にじんわりと染み込んでいく。
「桐子に見つかると取り上げられるからな。隠し持っておくのも一苦労だ」
喫煙を好まない桐子の自宅では当然、葉巻を吸う事は許されない。それどころか雪村都古は戸籍上、未成年の学生である事から、飲酒、喫煙は固く禁じられてしまっているので、こうして葉巻一本嗜むのにも場所を選ばなくてはならないのが面倒だ。
厄介事ばかりが積み重なり、一日目にして都古は日本に聞いた事を後悔し始めていた。
「日本、か」
葉巻を咥えながら呟き、立ち上がった都古は屋上の端にまで歩み寄り、フェンス越しに街の風景を眺める。一般的な学校に比べれば、膨大な敷地面積を誇る近衛教導学園は、傾斜が緩やかな小高い山の天辺に存在する為、四階建て校舎の屋上からの景色は壮観でグルっと街を一望出来た。
雪村都古の……いや、ジョーカーと呼ばれた男の半生は、銃声の音と硝煙に匂いに満ちていた。世界の三分の一が戦争をしている時代でも、逆を言えば三分の二は仮初だとしても、平和な日常が送られているという事。そんな中で戦場に生きる人生を選んで来た都古は、やはりこの国では異端なのだろう。ここの暮らしは銃声で飛び起きる事は無く、道を歩くのにも地雷に怯える必要は無い。腹いっぱいの食事が食べられて、息苦しさを感じる必要なく眠れて、朝無事に目覚められた事に感謝の無い毎日が幸せな事だなんて、この国の大半の人間は知らないのだろう。
その幸せはきっと、もっと自然な当たり前であるべきなのだろう。
「平和な国だ。俺には少々、似合わん土地だな」
煙と共に素直な感想を漏らす。
戦いとは無縁の土地に、自分のような戦争の中でしか生きられない存在は異端だ。だが、そんな異端な人間にしか出来ない仕事があり、この屋上から眺める風景が見えぬ部分に戦火の火種が僅かでも燻るのなら、それこそ自分達異端の出番なのだろう。
「トリスメギストス。さっさと連中の存在を引っ張り出して、ガキ共の相手から開放されたいモンだな」
久しぶりの葉巻に気が緩み過ぎてしまった所為だろうか。背後から扉が開く音が聞こえたかと思った刹那、都古は条件反射で振り向きながら、ベルトのバックルに仕込んであるナイフを指に挟む。
扉を開いて現れたのは近衛学園の制服を着た女生徒。
海外からの留学生だろう。短い銀髪の美しい、クールな雰囲気を持つ美少女だ。
美少女は直ぐにフェンスの側に立つ都古の存在に気が付くと、涼しげな目元を怪訝そうに細める。
「……煙草」
「は?」
「煙草、は、身体に悪いわ。禁煙する事をお勧め、します」
咄嗟に葉巻の存在を隠そうと右腕の袖に入れたのだが、火を消す暇が無く溜まった煙がモクモクと制服の隙間から漏れていた。
慌てて煙を払おうとするが、勢い余って火の点いた先端が肌に触れる。
「――熱ッ!? い、いやこれは……その。違うんだ」
「……そう。違う、のね」
「そうそう。違うんだ」
適当な言い訳に表情を変えず美少女は頷く。
成立しているんだかいないんだか、微妙な会話を短く交わした後、葉巻は持参したステンレス製の携帯灰皿の中に捨てたのだが、それ以上話題が発展する事なく、気まずい沈黙と共に二人は見つめ合ってしまう。
教師に告げ口されたら悪評が更に広がるだけでなく、呼びだされた挙句、自宅、つまり桐子へ連絡が行くだろう。
(それは不味い。怒られる)
ただでさえ昔との関係性の違いに、上手く溝を埋められずにいるのに、これ以上彼女の機嫌を損ねたら任務に影響が出てしまう。
どう誤魔化すべきか。考えている内に、先に動いたのは美少女の方だった。
「それじゃ、私は……」
見つめ合った視線を外し、半開きの扉から校舎の中へ戻ろうとする。
「ま、待ってくれ!」
慌てた都古は急いで美少女に駆け寄ると、進行方向を塞ぐよう腕を伸ばし、いわゆる壁ドンの形を取って彼女の動きを制した。
「――っ!?」
突然の行動に驚き、息を飲む美少女は、鋭く射抜くような視線をすぐさま都古に向けた。
透明感のあるアクアブルーの瞳は、間近で見ても曇り一つ無く美しい。
都古は左手も壁に添え、両腕で彼女を挟み込むような形を取ってしまうが、そこから言い訳の言葉が続かず、また見つめ合ったままの状態で沈黙してしまう。葉巻を吸っていたのは事実、立ち入り禁止の屋上に足を踏み入れたのも事実。そこかどう弁明すれば、彼女の納得を得られるのか、全然思い浮かばなかった。
そもそも、納得させる必要があったのか、今更ながらに疑問も過る。
「……名前」
「……えっ?」
このまま沈黙していても印象が悪いと、とりあえず頭に浮かんだ問いを深く考えず口にする。
「名前を教えてくれないか?」
急な問い掛けに驚いたのか、彼女は僅かに瞳を見開いた。
「……タマラ=アルツェバルスキー」
「俺は雪村都古。本日付けで近衛教導学園に転入してきた」
「そう。アナタが、噂の転校生」
納得したように頷いてから、タマラは何故か恥ずかしがるよう目を伏せた。
「手を、退けて欲しいです。この態勢は、少し恥ずかしい」
言われてようやく、自分がどれだけ不適切な状況に居るのか理解した。
人気の無い場所で少女を逃げられないよう追い詰め、壁ドンをしている状況は、第三者から見れば明らかに口説いているよう見受けられるだろう。しかも強引に。
「おっと!」
しまったと顔を顰めながら、都古は両手を突いていた壁から離した。
「すまない。不作法な真似をした。決してやましい気持ちで迫ったわけでは……いや、言い訳だな。素直に謝罪させて欲しい、悪かったアルツェバルスキーさん」
「タマラで、結構です。同学年ですので、ワタシもミヤコと呼ばせて貰います」
手が壁から離れた事にホッとしながら、タマラは頭を下げて謝る都古に向け。
「それと謝罪に必要もありません。悪意が無かったのは、目を見ればわかりますから。だから、頭を上げて欲しい、です。その、喫煙は褒められた行為では、ありませんが」
と、控えめに告げられたので、これ以上の謝罪は逆に失礼と判断し下げていた頭を上げる。
「タマラの寛大さに感謝する。しかし、目を見てわかるというのは少々大袈裟だ」
「……? ワタシの言葉、信用できませんでしたか?」
「いや、目を見て人の善悪が判断出来るなら、俺は絶対に極悪人だからな」
砕けた口調で肩を竦めて見せると、タマラは目をぱちくりさせてから、思わず噴き出しかける口を手の平で押さえた。
くすくすと控えめに、けれど楽しそうに笑って、タマラは目尻に浮かぶ涙を指で拭う。
「やはり思った通り、ミヤコは善き人です。それにとってもインティリアスリィ、面白い人です」
綺麗なロシア語の発音で言うと、タマラの身体から力が抜けるよう柔らかな雰囲気が伝わってくる。見た目は変わらずクールビューティだが、第一印象よりずっと気安い印象を纏っているのは、最初は見知らぬ男子相手に緊張と警戒があったのだろう。
何よりタマラからは他の生徒達のよう、無駄に鼻っ柱の強いプライドの高さが無かった。
「タマラはどうして屋上に? ここは立ち入り禁止なんだろう?」
「それは、ワタシの方が聞きたい事です。怒られますよ?」
「生徒も教師も、俺の顔はあまり拝みたくないだろ。だから、昼休みは自主的に片付けてるだけさ」
「なるほど。確かに今日の学校は、あまり雰囲気がよろしくありませんね」
根が真面目なのだろう。冗談めかした言葉にも、真剣な表情で同意する。
「タマラの方は? まさか、同じ穴の貉ってわけではあるまい」
「屋上は立ち入り禁止ですが、一部の生徒には特例で開放……厳密に言えば暗黙で、立ち入りを許されているのです」
証拠を示すように、屋上の鍵らしき物を手の平に乗せて見せてくれた。
「鍵が開いていたので施錠を忘れたのかと、悲しい気持ちになりましたが、ミヤコが先に居たからですね」
「なるほど、確かに……」
グルっと広い屋上を見回してから。
「ここは日当たりもいいし静かだ。のんびり昼飯を食うなら打ってつけだな」
「はい。ワタシの主もそう言っていました」
「主? って事はタマラは誰かに使える立場なのか?」
言われて見れば金持ち揃いの近衛学園で、屋上を独占出来るような我儘が言える人間なら、お付きの使用人を一人、二人側に侍らせるくらいはわけないだろう。
それは都古がこの学園に潜入した目的とも合致する。
「そのご主人様の名前ってのは、聞いても構わないモンなのか?」
「学園では有名な方なので、特別に隠したりする理由は……ああ」
何故そんな事を? と眉間に皺を寄せるが、その疑問は直ぐに事故解決する。
「西欧からの転校生、でしたね」
「ああ、そうだ。日本の情勢には疎いモンでね。無礼を働いた後に、知りませんでしたってわけにもいかんだろう」
「そう、ですね。主は気難しい方ですから」
何かを思い出したのか、タマラは困ったような表情で苦笑する。
「では、お教えします。ワタシの主は花城昴流様です」
「はな、ぐすく……花城。なるほど、花城か」
想像していた以上に大物の名前を耳にして、都古は何度のその名を噛み締める。
花城インダストリーズ。タクティカルギアの設計、製造を主とする企業だ。
それらは総じてギアメーカーと呼ばれ、古今東西、様々な国が参入し競い合う、軍需産業の中では最も盛況な分野と言えるだろう。各国の軍隊は民間の軍事企業が扱うギアは、大部分が欧米の三大ギアメーカーがシェアをほぼ独占している中、花城は新規参入したばかりの企業ながら、アジアのギアメーカー戦争で頭角を現す、業界では今一番勢いのある会社である。
(その背景にはロシア勢力との太いパイプが関係していると、噂レベルで聞いていたが、タマラの存在を見る限り、信憑性はかなり高いのだろうな)
美しい銀髪の女学生であるタマラ=アルツェバルスキー。だが、その立ち振る舞い佇まいは、紛れも無く訓練を受けた軍人のモノ。教導学園の生徒だからでは無く、教室で子供じみた悪戯や己が地位に胡坐をかく連中とは、明らかに違う異質な雰囲気を持っていた。
都古が咄嗟に彼女の動きを制したのも、傭兵としての勘が囁いたから……と言うのは、些か話を盛り過ぎだろう。
(だが、タマラなら俺の咄嗟の動きにも対応出来たはず。何故、されるがままだったんだ?)
「……?」
無言で見つめてしまったからか、タマラは不思議そうに小首を傾げた。
まさか疑問をそのまま口に出すわけにもいかず、わざわざ問い質すほど重要な案件でも無いしと、都古は言葉を飲み込むと誤魔化すようになるほど、と少し大袈裟に頷いて見せる。
「花城のお姫様なら確かに大物だ。って事は、そのお付きであるタマラには、俺はあまり馴れ馴れしく話しかけない方が良かったか?」
「いいえ、ワタシは気にしません。むしろ、嬉しいです」
思っていた以上に好意的な反応が返ってきて、都古はちょっとだけ驚く。
「噂は噂。ワタシは自分が感じた答えだけを、一番に信じています。新しい出会いを授けてくれたこの偶然に、ワタシは感謝を捧げたい」
「はは、気恥ずかしいな。だが、美人のお眼鏡に適ったんなら喜ばしい」
「美人だなんて……ミヤコは少しだけ、おじさんみたいな喋り方をします」
「んぐっ。ま、まぁ、よく言われる事だ」
半分は冗談のつもりなのだろうが、確信を突いた一言に動揺を漏らしてしまう。
初日だし何かボロを出す前に、早々に退散した方が良いかもしれない。花城との関係にとっかかりが作れたのだから、成果としては上々……いや、大金星と言って良いだろう。
「おっと、すっかり話し込んでしまったな。花城のお嬢さんが来る前に、俺は退散するとしよう。お気に入りの場所に見知らぬ男がいたら、気分を害するかもしれないからな」
「助かります、ミヤコ。追い出すような真似をして、申し訳ありません」
「いやいや、不法侵入したのは俺の方だから、タマラが謝る必要は無いさ……俺は何処か別の静かな場所を探して昼食を食べるとしよう」
「はい、食事は大切です。近衛学園は午後の専攻授業が本番ですから……ところで、ミヤコはどの学科を専攻しているのですか?」
「機甲科だ」
率直に答えるとタマラは驚いた顔をして、直ぐに残念そうな表情になる。
「そう。もったいない、です……」
「もったいない?」
問い返すとタマラは慌てたように手と首を左右に振った。
「いいえ! なら、食事はちゃんととらねば、ですね。機甲科は生徒の適性を図る為に、初日は適性試験を受けるはずですから」
「ああ、そんな事も言ってたな」
担任教師である栖原の言葉を思い出して、都古は自分の顎を撫でた。子供の身体というのが若干の不安要素ではあるが、日本に来るまでの間に一通りの訓練はこなしてきたし、無様な真似を晒すような事は無いだろう。例え評価が著しくなくとも、現状の自分がどれくらいのレベルにあるのかの試金石にもなる。
「気負わないのですね、素晴らしい心構えです。これが武士道、というモノでしょうか」
俺は日本生まれじゃないがね。と、心の中でだけ突っ込んでおく。
「じゃあ、そろそろ退散する。良い結果が出るように祈っておいてくれ」
「はい。ミヤコも適正試験、頑張ってくださいです」
軽く手を上げると、タマラはそれに答えるよう微笑を浮かべ振り返してくれた。
彼女に見送られるよう都古は足早に屋上を後にする。踊り場を抜け階段を降りるその足は、来た時とは違い若干の身軽さがあったのはきっと、タマラと話で滅入りかけていた気分が持ち直したからだろう。
「タマラ=アルツェバルスキーと花城インダストリーズか……中々に面白くなりそうだ」
上機嫌に廊下を歩きながら、都古はポケットから取り出した昼食用のチョコバーを、周りの視線など気にせず被りついた。
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