交通機動隊員の推理日誌

テレビでやってる、警察２４時のドキュメントを見てる感覚で楽しめます。
2054年に、こういう内容の活動録が実際に放映されたりするかもしれないですな。

非常に丁寧に書かれた短編ミステリー。奇をてらったそれではなく、思わずニヤリとさせられる畳み方もお見事。

近未来SFミステリーのお手本にしたい作品。

世界観もさることながら、そのトリックもその世界観に支えられたオリジナリティ溢れるものとなっています。
さらには人種差別についても問題提起をしています(というのは買いかぶり過ぎでしょうか)
短編でこの濃さというのもまたすごいですね。