喰らい喰われ咲き乱れ、貴方の口に含むものは、毒入りか?

怖く、残酷だけども、美しい景色に鳥肌が立つ。
とっても、好きです。(突然の告白)

この話は、案内役の人が彼岸花にまつわる昔話をするものです。
語り手から紡がれる言葉は、どこからが真で、どこまでが実話なのかが、わかりません。きっと、当時の当事者のみが、知っているのでしょう。
ですが、語り継がれる、その彼岸花———死人花は美しく、奇妙で、悲しい……。

「生きる」ということは、「人の業」とは、その艶やかな「紅」の秘密とは———
彼岸花の下には、何が埋まっているのでせう。

是非、案内役に導かれ、彼岸花の景色に魅了されてください。
読み進めるごとに、辺り一面に赤が咲き乱れます。

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