「逆チート」という新しい分野

本作の「チート」は主人公ではありません。敵です。いわば「逆チート」といったものでしょうか。

したがって、強さで得をするのは基本的に敵です。そして、そんな敵に苦しめられる主人公は通常の敵よりも更に悲惨です。

しかし、もしそこまで圧倒的な力の差がある相手を倒すことが出来たとしたら・・・おそらくその「達成感」は普通の冒険ものの比ではありません。

そして、主人公には復讐という目的があります。

「絶対倒せない相手を倒し、かつ自分の復讐を果たす」

これは爽快感、というよりも「達成感」を味わう話なのかもしれません。そんな新しい分野を開拓した作者に敬意を込めて星3つとさせていただきました。





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