いったい誰が犯人なのか??

心理学や科学捜査の専門用語が随所に散りばめられ、リアリティあふれる作品です。
一方で、この書き手らしいウイットに富んだ文体が読み手を飽きさせません。

個性的キャラたちによるドタバタ劇の中でようやく真犯人が捕まったと安心した瞬間から、「真実」は瓦解していきます。

「フォールス・メモリー」

たしかにそういう現象は自分の中にもあるなあと自己分析させられる、最後はとても奥の深い作品です。

その他のおすすめレビュー

スリーアローズさんの他のおすすめレビュー10