呪物が呪物を、人が人を、そして物語が物語を呼ぶ

ホラー短編として各話が高いクオリティを持っています。普通に短編として一話、また一話と『呪物』に纏わる物語を紐解くうちに、以前登場した人物やアイテムが思わぬ形で他のエピソードに現れーーー
やがてこの作品が呪物に纏わる群像劇であることが明らかになる。
終盤に向けて様々な思惑と感情と、呪いが絡み合っていく物語に没頭して一気読みしてしまいました。

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