概要
古代日本からやってきたイザナギ探偵が、魔都上海で事件を解決!
一九三一年十月、魔都・上海。ナイトクラブでパーティーが催されようとしていた。店内には外国人を中心とする常連客。しかしそこに蓬髪、髭だらけの男がまぎれこんでいた。人々が不審に思う中、パーティーははじまるが、贈り物を装った身元不明の死体が出現。店は大混乱になる。不審な男は死体に歩み寄り、なにやらうなずくと死体の身元を書き記した。被害者は日本人主婦。現れた被害者の夫が男に名を尋ねると男は答えた。〝わしの名はイザナギ″。聞けばイザナギは妻のイザナミを探しにやってきたという。日本の神が上海に現れるなんてと半信半疑の人々をよそに、英国人警官ティンクラー、芸人で詐欺師のロシア人ピックは、不思議な力をめあてに彼を仲間に引き入れ、事件の捜査を開始。被害者宅で犯人のものとみられる品を発見する。イザナギによると
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