お前のような坊主が……いた!?

 作者氏お得意の疾走感溢れる文体と展開は健在。
 オゲレツ要素や「妖怪を食べる」という人によってはドン引きしそうな要素を取り入れつつも、筋骨隆々とした破天荒な僧・三蔵による妖怪退治譚として痛快な読後感が残る。

 ドライなようでいて「人間には」優しい三蔵のキャラクター性が絶妙。