空手を信じて読め!

これほどに面白く続きが読みたくなるのに、これほどレビューが書きづらい作品も難しいでしょう。現代的なラノベの型を踏襲していながら、吉川英治あたりの時代の冒険活劇的などこか古典的な香りを残している。

それはおそらく何よりも潔く、求道者的な主人公の魅力にその理由があるように思われます。
生身の人間として逡巡もありながら、あくまでも「空手バカ」な彼は、空手を信じて、人間を信じて突き進みます。ですから、私が言えることはただ一言。

「空手を信じて、読め!」

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