異世界辺境経営記

作者 本坊ゆう

1,175

471人が評価しました

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★★ Very Good!!

ここまでしっかり経済・経営を描写され、かつ完成度のある作品って中々ないと思う。

ただ文法的な間違いや誤字・脱字はさておき、幼少期を飛ばしているせいか、キャラクターの動機付けや心理描写が弱い印象。なぜ主人公は経済の発展を頑なに目指したのか、親王の目的は、真の黒幕は?等々。魅力的なキャラクターが多いだけに非常に残念。1話ぐらいでサラっと書かれているけど、もっと深掘りして欲しかった。

あと最後悲しいなぁ。これは好みですが、大円団とまでは行かなくても、もっと救いのある結末の方だったら良かった。
主人公と黒幕、どちらにも正義があってそれが清算された、と言えば響は格好いいのだろうが、それが読者としてしっくりこなかったのは黒幕側の描写があっさりし過ぎて主人公ほど共感出来なかったからだと思う。黒幕とW主人公にして、異世界編と日本編、勇者編の3本仕立てだったら良かったのかも。

次回作を期待して待ってます!

★★★ Excellent!!!

題名通り辺境の地を経営していく物語から始まる。
結構初期から読んでてシム〇ティみたいなイメージで読めて面白かった。
後々、重い話も出てくるので、そういうのが嫌いな人は序盤だけでも読んでみるといいかも?
エンディング辺りで大分伏せている設定が気になる。
転生物が好きな人は最初の方を見て読み続けるか判断してみてね。

完結お疲れさまでした。

★★★ Excellent!!!

豊右府末裔顛末記が大好きでした
小説家になろうになくなったのに先日気付き、それから探して見つけました
そこでこの異世界辺境経営記を読み始めました
当然、内容は全く違いますが、しっかり作りこんだ筋書き、不思議な読後感は健在でした
この異世界辺境経営記も家族のしがらみ、幸せ、平和、戦争、悲しい結末、
だけど、小さな希望が・・・
同じ作者だとわかる要素が多い作品でした

★★★ Excellent!!!

チートNAISEI物のような力技で解決!は無くて非常に好感が持てます。
しっかりと緻密な設定が土台にあるので読み応え充分。しかし重苦しい展開も過度な御都合主義も無いのでさっぱりと読めます。

ただ惜しむらくは文章。
書きたいことは沢山あるのでしょうが、文章の密度が高すぎるように感じました。慣れていない人は疲れてしまうかもしれません。
また「〜だが、〜だが、〜だが、〜だ。」のような文法的にもおかしな部分が散見されます。
段落や句点などでもう少し文章を区切れば、より好まれる作品になるのではないでしょうか。

ストーリーは文句無く本当に面白いです。
次から次へドタバタとハプニングが起きる訳ではありませんが、次はどうなるんだろうと思わず引き込まれてしまう作品です。

★★★ Excellent!!!

この作品は、基礎の設定をしっかりと作り込まれており、読み応えがあります。基礎の設定が作り込まれているが故に、キャラクターの魅力がわかりやすく伝わってきます。浅いシナリオを読みやすいという魅力がありますが、キャラクター達の魅力が伝わりにくいという欠点はどうしても隠せません。
ウェブ小説は、携帯で見る場合が多いので、どうしても目が疲れてしまい軽めの小説を読んでしまいがちですが、軽めの小説に飽きたヘビーユーザーは新鮮さと新たな興奮に出会えると思います。

★★★ Excellent!!!

まず目につくのは魅力的なキャラクターもだが、その物語の完成度の高さだと思う。
異世界とは言えまるで本当にその世界が存在しているかのごとく錯覚させる細やかな設定と分かりやすい説明にそれを作り込むのにかなりの時間と労力を感じ好感を持つとともに脱帽する思いである。
このしっかりとした基礎。土台に計算された物語構成。大体小説一冊分に起承転結が組み込まれている為、とても完成度が高く読者をワクワクさせる仕掛けが組み込まれている為、気がつくと物語に入り込み没頭している自分がいる。
正直、大好物内容で作者先生には素晴らしい作品をありがとうございます。書籍化したら買いたいですと言いたい。

★★★ Excellent!!!

土地の特徴と商文化、身分制度の絡み具合が面白い内政物です。
コツコツコツコツと一歩一歩改善を進めて行く箱庭経営を見るのが好きな人はぜひご一読をオススメします。
その一方で血族関係であっても互いにわきまえることが必要な貴族社会の一面がなかなか考えさせてくれます。貴族間の駆け引きと個人の情の板ばさみが見ていてニヤニヤ。血縁関係が複雑そうなので家系図とか作ったら楽しいかも。
今後どのように領土とお家が発展していくか楽しみです!

★★★ Excellent!!!

現代の異世界ファンタジーにとって経営・経済はすっかり主要なテーマの一つだ。
本作は転生者のフェリックス少年が若くして経営学・帝王学を実践していく様子を描く。それにしてもこれほど徹底している作品は驚きだった。

貨幣換算が可能になっているからとも言えるが、私たちの社会はとにかく生きていくためにも働くためにも経費がかかる。
それだけではなく、家柄の問題や趣味嗜好の問題、行動経済学や政治的側面も商売の成功のためには当然考慮しなければならないが、実際にそこまで気を使うのは難しい。
それを乗り越えていく様は痛快だが、それと同時に、人間社会は――
作品としては貴族社会だが――ここまで様々なしがらみに縛られているのかと嘆息する。
しかし、まさにこういう描写こそがリアリズムなのであって、読み心地には本格歴史小説の風味も感じられる。

湿地に優位なマルイモを生産させることで、主要な作物である小麦の税率が上がり、農民の実質所得も二倍になった。
こういう触れ込みにピンと来た読者は、ぜひ、これからの更新を楽しみにしてもらいたい。

(新作紹介 カクヨム金のたまご/文=村上裕一)