物語は、転生内政モノで、ファンタジー世界に転生した主人公が、現代知識を元に領主として内政を行い、発展繁栄していく話。しかしながら、魔法や魔物、魔族がいるファンタジー世界において、冒険者として活躍したり、特異な魔法使いとして、難事を解決するのではない。むしろ、魔法はほとんど封印し、経営者として、経済に焦点を当てて書かれている点が、独特で面白かった。タイトルの異世界辺境経営記がまさにと言う物語だと思った。
異世界転生モノに頻出する作風として、「地の文の少なさ」があげられると思う。しかしこの作品といえばどうだろう。経済について、金の巡りや国際情勢について·····さまざまな「難しいこと」の説明が欠かさ…続きを読む
本気内政に感嘆。
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