類をなかなか見ないほど重厚で壮大な、人の命を描いたヒューマンドラマ

非常に重厚なテーマです。
人の命の重さについて、ここまで考えさせられる作品はなかなかないのではないでしょうか?

命は重く尊いのと同時に、非常に脆く儚い……。
小説ながら感情移入させる丁寧な筆致が光ります。
長い作品ですが、その分、最後まで読んだときの余韻は、筆舌に尽くし難いものがあります。

作品から、作者様の作品に対するメッセージ性とともに真摯さが伝わってくる作品です。

なお、シリーズになっていて続編があります。
登場人物は同じながらも、テイストを変えてきているのがまた面白いです。
ぜひご一読下さい!

その他のおすすめレビュー

銀鏡 怜尚さんの他のおすすめレビュー825