概要
絶対に、救われない。美しくも狂気の漂う詩を、あなたに
美しくも狂気の漂う詩を連載するつもりです。各話に繋がりはありませんので、どこからでもどうぞ。(横組み推奨です)
それでは、挨拶がわりに一編を。
君は彼女の言葉が好きと言った
ならば彼女の声を奪ってでも
私を君に聴かせましょうか
その白い喉を掻き切って
私は君を手に入れるの
君は聴こえてるの?
言葉が届かないよ
だから私は君を
檻に閉じ込め
微笑むんだ
触れた指
舐めて
好き
と
*追記*
心当たりのあった君へ
ありがとう、君とのワンシーンをいくつか切り取らせてもらいました。とはいえ、この詩集は、あくまでフィクション。芸術の範疇を越えることはありません。
登場人物の心情も、あくまで想像です(脚色を多分に含みます)。
その上で楽しんで
それでは、挨拶がわりに一編を。
君は彼女の言葉が好きと言った
ならば彼女の声を奪ってでも
私を君に聴かせましょうか
その白い喉を掻き切って
私は君を手に入れるの
君は聴こえてるの?
言葉が届かないよ
だから私は君を
檻に閉じ込め
微笑むんだ
触れた指
舐めて
好き
と
*追記*
心当たりのあった君へ
ありがとう、君とのワンシーンをいくつか切り取らせてもらいました。とはいえ、この詩集は、あくまでフィクション。芸術の範疇を越えることはありません。
登場人物の心情も、あくまで想像です(脚色を多分に含みます)。
その上で楽しんで
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!改行位置を一つ変えても狂ってしまう美の世界
古代の人は詩を「うた」つまり、音とリズムと意味を持つものとしてとらえました。
しかし、詩が紙に記されるようになってから、詩は目で見るものにもなりました。平安時代の人々は、文字の美しさや紙の選び方自体が、詩への評価となりました。
デジタル時代になると、改行位置や字数も詩の「美」の一要素となります。
この連作の全てではありませんが、その多くにそうした様式美へのこだわりがあり、改行位置を一つ変えただけで崩れてしまう危うさの上に、狂った世界が成り立っています。
「詩」というものを普段は読まないという人にも、こんな世界があるのだ、ということでお勧めしたいです。