恋を超越した愛がある

失恋した美中年が美青年を拾い上げるところから、物語は始まります。

ずぶ濡れ子犬もとい美青年・奏くんの抱える或る事情を慮る美中年・海斗さん。
彼らは心の空隙を埋めあうように自然に寄り添い、双方に無理なく過ごせる幸せの形を探していたように思います。

それは求めるより与える形であり「何かをしてもらいたい」ではなく「何かをしてあげたい」と願う心。

「人を助けよう」として「人に助けられる」ことがあり、そのような関係は、年齢や性別を超えて素晴らしく尊いものだと思わせてくれます。

是非、ご一読下さい。