イタイ中学生の、ある一日。

思春期ってなんだったんだろう?
いい大人になった私は、この作品を読んでそう思う。

中学生のキヨミは、ある朝自分の頭にハゲができているのに気づき、絶望する。

もう死んでしまいたい。いっそ殺してくれとまで思う。
大人なみなさんは、そんな大層なと思うけど、中学生にとったら生死をかけるほどの、重大案件だ。

ハゲがみつかって、隠し通す一日がはじまる。

全編思春期アルアル満載で、もう笑えるやら切なくなるやら。最後には胸が痛くなる。

忘れてしまった、思春期の感情にどっぷりとつかってください。

その他のおすすめレビュー

澄田こころ(伊勢村朱音)さんの他のおすすめレビュー395