おまけ・サプライズ(お風呂その後)


ティアを水風呂に入れてから数十分、ティアが上がると言い出したので迎えに行く。


そこでティアから思わぬ一言が。


「風呂、お湯にしといたから」


「え!?どういう心境!?明日槍でも降るんじゃ…」


「ビンタ(ボソッ)」


「ごめんなさい!」


「まぁそれは冗談として。なんだ、その…いつものお礼…っつーか…」


言いづらそうにティアが俺に抱き上げられながら頭を掻いてボソボソと告げる。


若干顔が赤らんでいた。


まさかのデレ!?


珍しい!あのティアが俺の為に何かするなんて!


でも嬉しい!


俺はティアをリビングに降ろし早速風呂へ入りに行き暫くしてから出た。


「ティア、お風呂ありがとう!」


「お、おぅ…」


「お湯美味しかった!やっぱ良い出汁出て…」


ビターンッ!


「あいたっ!」


「お前アタシを食う気か!」


そう言いながら尾びれでビンタされた。


やっぱりティアはティアだった。


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