おまけ・お風呂
ある日の夕方、ティアが俺に言った。
「ねぇ、お風呂入るから風呂場まで連れてって」
「えー、俺が先に入りたい」
「やだよ、だってアンタお湯にするじゃん!私入れないもん」
いつもと同じ会話。
これで何度喧嘩した事か…
「じゃあ刺身食って待ってる」
「じゃあ私はアンタを刺身状態にしてやる」
「すみません」
うちの嫁さん、真顔で言うから怖いんだ。
「良いから早く風呂場へ連れてけ」
「はいはい」
「はいは1回!」
「はい!」
「よろしい」
なんか偉そうだな、でも勝てない。
往復ビンタされるよりはマシだ。
そうして俺は毎回負けてはティアを風呂場まで連れて行く。
この後待ってるサプライズに気づかず…
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます